H.P.B.著作の和訳を試みる & 関連の話題 blog

ヘレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキー (1831年 – 1891年) は、近代神智学を創唱しました。・・・主に彼女の代表作である「シークレット・ドクトリン」の和訳を試みています。

神智学の大海  概略

<初版1893年発行>

 

  内容の概略、第一章〜第十七章

 

  第一章 神智学と大師たち

 神智学は一般的に定義されている。 宇宙に高度に発達した人々は存在する。 これらの人々は、マハトマ、秘儀参入者、ブラザー、アデプトたちである。 彼らはどのように働いているのか、なぜ今は隠れているのだろうか。そのロッジはいかに? 彼らは進化していた他の諸時代からの完璧な人たちであり、歴史上の様々な名前を持っている。 アポロニウス、モーセ、ソロモン、その他の人たちは、この同胞団の一員であり、単一な教義を持っていた。人間は最後には彼らと同じ存在になるかもしれないことが、彼らの存在が可能な理由である。彼らは真の教義を守り、適切な時にそれを再現させる。

 

  第ニ章 諸本質の概略

 宇宙を支配する共通法則の見解。体系の七つの部分。 実在する物質は見えない、これは常にロッジに知られている。宇宙の知性の一部であるマインド。ユニバーサルマインドには、七つの宇宙の計画が含まれている。進展が普遍的なマインドの計画を進める。進展の期間は終わる、これがブラフマの夜である。宇宙創世記のモーセの律法は、現代の概念を大きく揺さぶっている。ユダヤ教は、古代エジプト人から取られた教義の一部にすぎなかった、そして教義は創世記の内的意味と一致している。進展の期間の一般的な長さ。ハーバート・スペンサーと同じ教義。古ヒンドゥー語の年表は詳細を提供する。ソロモンの寺院の物語は人間の進化の物語である。キリスト教の一つの宗派よりもはるかに古い教義。世界の本当の時代。人が誕生したのは千八百万年以前。進展は自我(エゴ)によってのみ達成され、最後に自我は人間の形態の使用者になる。人間の七つの本質のそれぞれは、宇宙の七つの大きな部分の一つから派生している。

 

  第三章 地球チェーン

 地球に関係する教義。それはまた七つである。それは人間に対応する七つのチェーンのひとつである。七つがそれぞれに分かれたのではなく、互いに貫いているチェーンである。地球チェーンは、過去の古い滅んだチェーンからの転生である。我々の月は見てわかる典型例であり、古いチェーンの一つである。月は今死んだ状態で収縮している。金星、火星などは、他と同様に我々の諸チェーンの生きているメンバーである。各チェーンの自我の集団。その数は決して計算できないが、確定している。七つの球体(globes)を通したそれらの進化の過程。我々の性質のある部分がそれぞれの中で、発達している。第四の球体で縮合の過程が始まり、そして限界に達する。

 

  第四章 人の七つの構成 

 人間の構成。この教義が普通のキリスト教とどのように異なるか。真の教義は、この時代の最初の世紀には知られていたが、それを容認することができない国から意図的に撤回された。教義が撤回されなかった場合の危険性。七つの部分。分類された本質。複数部分は七つの球体(globes)のチェーンと一致する。低位の人間は複合的な存在である。存在のより高位な三位一体。低位の四つの本質は一時的であり、滅びやすい。死は我々の唯一の永続的な部分として三位一体を残す。肉体的な人間とは何か、目に見えない内なる人間の死とは何か。二番目の肉体人間はまだ見えないが、依然として死んでいる。認識は目に見えない人間に関係し、目に見える人間には関係しない。

 

  第五章 身体とアストラル体

 身体と生命の本質。生命の神秘。睡眠と死は、身体組織によって耐えられない生命の逸脱のはずである。肉体は幻想。細胞とは何であろうか?生命は普遍的である。それは身体組織の結果ではない。アストラル体。それは如何なるものか。その諸力と機能。身体の原型として。それは自然のすべての王国によって所有されている。その旅する力。実際の感覚器官はアストラル体の内にある。アストラル体は霊的な降霊術の場所でもある。アストラル体は、テレパシー、透視、透聴、そしてそのようなすべての超自然現象を説明する。

 

  第六章 カーマ - 欲望

 第四の本質。カーマルーパ。意味は情熱と欲望。カーマルーパは肉体によって産生されるのではなく、肉体の原因である。これは七つのバランスの本質である。これは意志の動きと移動の基礎である。正しい欲望は正しい行動につながる。この本質には、より高い面と低い面がある。この本質はアストラル体にある。死に至ると、それはアストラル体と合体し、それを人間の殻にする。それは自動的な性質のそれ自身の力を持っている。この殻は、降霊術のいわゆる「霊」である。それは人種にとって危険である。エレメンタルは、この「殻」を降霊術で助ける。そこには魂も良心も存在しない。自殺と処刑された犯罪者は、非常に一貫した殻を残す。欲望の本質はすべての組織された王国に共通している。それは人間の獣的な部分である。人間は完全に発展した四つ組であり、部分的に発展したより高い本質を持っている。

 

  第七章 マナス

 マナス、第五の本質。最初の実在した人間。マナスは思考の本質であり、脳が産み出すのではない。脳はその楽器なだけである。どのようにマインドの光が愚かな人間に与えられたのか。古い体系の完全な人間は、継承者からそれを得たときにそれを与えた。マナスはすべての考えの貯蔵庫である。マナスは先見者である。マナスと脳のつながりが壊れていると、その人は認識ができない。体の器官は何も認識しない。マナスは上下に分かれている。その四つの特色。ブッダ、イエス、そして他の人々はマナスが完全に発達していた。アートマ、神の自我。恒久的個性。この恒久的個性は、多くの生命体であらゆる種類の経験を経てきた。マナスと物質は、以前の時よりもいっそう大きな作用の仕組みを持っている。マナスは欲望に縛られており、これは転生を必要とする。

 

  第八章 転生

 なぜ彼は人間であるのか、そして彼はどのように来たのか。宇宙はそれのためのもの。霊的および肉体的進化には、転生が必要である。身体上のレベルの転生は、形態の再現または変更である。球体の要素の全体の集団は、ある日遠く離れた時代の人間たちになるだろう。古代の教義。初期のキリスト教徒によって開らかれた。イエスによる教え。転生とは。高級本質の未完成な転生から、生命の神秘が生じる。それは低級な諸形体の転生ではない。これについてのマヌの説明。

 

  第九章 転生の連続

 反対は強い。欲望は法則を変えることはできない。天への早い到達。彼らは我々を待つ必要がある。客観性に依存しない魂の認識。遺伝性は異論ではない。どのような遺伝があるのか?遺伝の多様性は認識されない。歴史は遺伝に逆らっている。転生は不当ではない。正義とは何であろうか?我々は他者ために苦しむのではなく、我々自身の行為のために苦しむ。記憶。なぜ我々は別の人生を覚えていないのか。誰なのか?人口の増加をどう説明するか。

 

  第十章 転生を支持する主張

 魂の性質から。マインドと魂の法則から。個性の違いから。規律と進化の必要性から。受容能力の違いと発祥地の生命の違いから。個人のアイデンティティはそれを証明する。可能性として生命の目的は転生を必要とする。性質の目的を達成するのに一回の人生では十分ではない。単なる死は前進をもたらさない。死後の学校は非論理的。野蛮な固執と民族の腐敗がそれを支持している。天才の出現は転生によるものである。人に共通の固有の考えがそれを示している。偏見に基づいた教義に対する反対。

 

  第十一章 カルマ

 単語の定義。不慣れな用語。有益な法則。別の人生の過去の行為によって、現在の人生がどのように影響を受けるか。それぞれの行為は根源により考えられている。 マナスを通して、それらは、それぞれの個人的な生命に反応する。なぜ人々は変質された、あるいは悪い状況で生まれたのだろうか?カルマの三つの階層とその三つの活動分野。国家と人種のカルマ。個々の不幸と幸福。カルマについての大師の言葉。

 

  第十二章 カーマ・ローカ

 死後の最初の状態。天国と地獄はどこに、そこに何があるのか?肉体の死は死の第一段階である。それ以降の二番目の死。 七つの本質を三つの組に分ける。カーマ・ローカとは何か?キリスト教の煉獄の起源。それは数多くの段階を持つアストラル領域である。五蘊[ごうん]。カーマ・ローカのなかの人間のアストラル殻。それは魂、マインド、そして良心が欠けている。それは降霊会の「霊」である。カーマ・ローカの殻の分類。黒魔術師がそこにいる。自殺とその他の運命。前デヴァチャン的無意識。

 

  第十三章 デヴァチャン[第二の死のあとの極楽・天国]

 用語の意味。アートマ・ブッディ・マナスの状態。デヴァチャンでのカルマの作用。デヴァチャンの必要性。それはそれを詰まらせるために肉体がない別の種類の考えである。原因を操るための、主観的および客観的な場。デヴァチャンはひとつである。魂のための時間がそこにはない。そこに滞在する期間。魂の数学。死の状態でのデヴァチャンでの平均滞在期間は千五百年である。人生の霊的衝動に依存する。その使用と目的。死の瞬間の最後の考えによってデヴァチャン的状態が形作られている。デヴァチャンは無意味ではない。背後に残っているものが見えるだろうか?我々は我々の前にそれらのイメージを持っている。デヴァチャンの実在は、彼らが愛するものを助ける力を持っている。まれなケースや人物が純粋な場合を除き、媒体はデヴァチャンに行くことはできない。アデプトたちはデヴァチャンのそれらだけを助けることができる。

 

  第十四章 諸周期

 最も重要な教義のひとつ。サンスクリット語に対応する言葉。西洋に知られている諸周期は殆どない。それらは以前の重要人物の再現を引き起こす。それらは人生と進化に影響を与える。最初の瞬間はいつ来たのか?最初の振動速度は、後続振動速度を決定する。人間が球体(地球)を離れると、諸力は消える。痙攣と大災害。転生とカルマは周期的法則と混在している。文明は逆転する。アバターの周期。クリシュナ、ブッダ、その他の者たちが周期的に来る。劣った人物と偉大な指導者。諸周期の交差は痙攣を引き起こす。月、日、および恒星の周期。個々の周期と転生の周期。星座を通した動き、そしてヨナの物語の意味。黄道十二宮の時計。諸理念がどのように民族に感銘を与え、保存されていたか。地震、宇宙の火、氷河、洪水の原因。ブラフマニカル周期。

 

  第十五章 種の分化 –ミッシング・リンク

 発見できない人間の究極の起源。人間は一組から派生していないし、動物からも派生していない。地球上には七人種が同時に現れた。彼らは今では混血され、差別化される。 類人猿。彼らの起源。彼らは人から来た。彼らは第三、第四人種での不自然な結びつきによって改良された諸人種の子孫である。諸人種は遅れた。質問に付随する秘密の書。類人猿の人間の特徴が説明されている。他の惑星からのより低い王国。 ディヤーニたちによる知的干渉による彼らの差別化。進化の中間点。旧ラウンドのアストラル形体は物理ラウンドで固まった。諸ミッシング・リンク、それらは何であるのか、なぜ科学がそれらを発見できないのか。このすべての仕事における自然の目的。

 

  第十六章:サイキックの法則、諸動力、および現象

 西洋には真の心理学はない。それは東洋に存在する。全ての諸動力の鏡。重力だけが半分の法則。極性と凝集の重要性。完成予想の物体は表示されない。想像力はすべて強力である。心的な電信。マインドリーディングは不法侵入である。心霊現象、透視力、透聴力、第二の視力。アストラル光の描写。夢と先見。出現。本当の透視。内側の刺激は外側の印象を作る。アストラル光のすべての表示(Register)。

 

  第十七章 サイキック現象とスピリチュアリズム(心霊主義)

 スピリチュアリズムは誤って命名された。降霊術と死者の崇拝と呼ばれる必要がある。このカルトはアメリカでは起きなかった。インドで長い間知られている実践。記録された事実は審査に値する。神智学徒(セオソフィスト)たちは事実を認めるが、「スピリチュアリスト」とは違った解釈をする。審査は死んだものが戻ったかどうかの問題に限定されていた。死んだものは戻ってこない。コミュニケーションの大部分は人のアストラルの殻からのものである。反対意見表明は、霊媒の主張で作られる。記録は科学の嘲笑を正当化する。(霊の)具現化とは何であろうか。その上にアストラル光からの描写を持つ電気磁性物質の塊。それとも、生きている体から押し出された霊媒アストラル体であるのか。現象の前に知るべき法則の分析が理解できる。「独自の声」の音色。アストラル領域の重要性。霊媒状態の危険性。お金や利己的な目的のために、これらの力を得るための試みもまた危険である。周期の法則は、この時の力の緩和を規定している。ロッジの目的。

 

——神智学の大海 内容の概略 終わりーー