H.P.B.著作の和訳を試みる & 関連の話題 blog

ヘレナ・ペトロヴナ・ブラヴァツキー (1831年 – 1891年) は、近代神智学を創唱しました。・・・主に彼女の代表作である「シークレット・ドクトリン」の和訳を試みています。

ご訪問ありがとうございます

 当ブログでは主にヘレナ・P・ブラヴァツキーの著作の翻訳を掲載しております、ブラヴァツキー夫人の人物像、経歴や近代神智学の成立過程、及び神智学協会の成立などはウィキペディアや他のブログなどで、その真偽はともかく豊富な記載があちらこちらにあるので、そちらを参考にされるとよろしいかと思います。

 

 100年以上も前に出版された『シークレット・ドクトリン』の原書は英語で書かれており、そのドイツ語版は比較的早期に翻訳されています、そのどちらもインターネットを通して誰でも自由に読むことができます。最近、中国で海賊版が出回っているらしいとの情報もあります。

 

 世界中で秘密にされることなく読まれている『シークレット・ドクトリン第一巻〜第三巻』ですが、日本では訳出することが非常に遅れています、最近やっと少しづつ翻訳書が出版されてきましたが、既に出版されている日本語訳の書籍に「一切無断転載を禁ず」とあったりしていて、興味深いことが書かれているのに、いちばん大事な本の内容が広まっていかないようです、『シークレット・ドクトリンを読む』は既にびっくりするほど高額な中古本になっています。

 大事なのは偏見のない物事の見方で原書(出来れば)を読むことであり、解説者の主観の入った解説書を読むのではなくて本の内容にふれてほしいという思いで、素人ではありますが翻訳を試みています。

 

 神智学協会ニッポンロッジはインドに本拠を置き、神智学協会アディヤール派の下部組織だそうです『シークレット・ドクトリン』の原書にはジルコフ版を使用しています、当ブログではジャッジ派が運営したアメリカ神智学協会、いわゆるポイント=ローマ派、現在の本部はカリフォルニア州パサディナにある、Theosophical University出版の第一巻、第二巻の原書および、第三巻はKessinger Pub Coの原書を参考に翻訳しています、日本にはジャッジ派の協会はないようです。

 

 思いつくまま翻訳を掲載していたら順番が逆転していたりと、無秩序で見にくくなっていたので、それぞれのURLを下記のURLにまとめました。(はてなブログの編集の方法が?なので)

 https://aquamarith.hatenablog.com/entry/2018/05/12/153811

【オカルティズムに関する研究】より 催眠術ー2

 <ブラヴァツキー・ロッジ、機関誌『ルシファー』1887-1891より抜粋>

 

                        H.P.ブラヴァツキー 著

                           aquamarith (ハテナ名) 訳

催眠術、その他の魔力の方法との関係(2)

 

問:科学における催眠現象の定義は、すべて間違っていますか?

答:これまで定義されていません。現在、もしオカルティストが物質的な科学の最新の発見に同意する(ある程度)ものが一つあるとすれば、それは金属-治療的および他の類似現象を誘発し、引き起こす性質を与えられた全ての身体は抵抗のない多様性、共通する一つの機能を持つということです。それらすべてが、いわば噴水の頭頂、すなわち急速な分子振動の発生器です、伝達物質を介するか直接の接触であるかにかかわらず、神経系に伝達され、共鳴で神経振動のリズムを変化させます。

 現在の『共鳴』は、必ずしも特質や本質の同一性を意味するものではなく、程度の同一性、重力や鋭さに関する類似性、音や動きの強さと一致する可能性を意味します。ベルとは共鳴したり、バイオリン、フルートとは動物や人間の器官を結ぶのかもしれません。さらに、特に有機動物細胞または器官における振動数の割合は、健康状態や全身状態に応じて変化します。それゆえ催眠の対象となる大脳神経の中枢は、潜在的な割合と不可欠な本来の活動での完璧な共鳴関係にありながら、彼が凝視している物体と共に、計測器の先端(ロガーヘッド)を与えられた瞬間に、それぞれの振動の数に関しては、何らかの有機的な妨害のために計測できない場合があります。

 こういった場合、彼の神経細胞と、彼が凝視する水晶或いは金属の基本組織との間には、全く共鳴がみられないことがあり、特定の対象物は彼に全く影響をおよぼし得ません。このことは催眠実験の成功を確実にするために、2つの条件が必要であるということです。(a)自然界のすべての有機体または『無機』体は、その固定された分子振動によって区別されるので、いずれかの人間の神経系と共鳴作用する身体がどれであるかを知る必要があります。 思い起こせば(b)前者(有機体)の分子振動が、それぞれの振動のリズムが一致したとき、すなわち、それらの振動の数が同一になったときにのみ、後者(無機体)の神経作用に影響を及ぼし得ます。それは機械的手段によって誘発される催眠術の場合、目の媒質を介して達成されます。

 したがって、機械的手段によって生み出された催眠と、操作者の直接の凝視に加えて彼の意志によってもたらされる催眠との違いは、同じ現象が生み出された階層に依ります、なお『魔力的な』あるいは鎮圧している自然力は同じ力の働きに依ります。それは物理的な世界とその物質階層では、動き(MOTION)と呼ばれ、精神力と形而上学の世界では、すべての自然の中で多面的な魔術師である意志(WILL)として知られています。

 金属、木材、水晶などの振動(分子運動)が熱や低温などの影響を受けて変化すると、大脳の分子も同じように上昇したり下降したりと速度を変化させます。そして、これはまさに催眠術の現象で起こるものです。凝視の場合、目は能動的な操作者の意志が主な作因ですが、この意志は休止しているときが奴隷であり裏切りものです、(この意志は)患者や被験者に無意識のうちに大脳神経の中枢に、後者のリズムを移しそれを脳に伝えることによって、凝視している物体の振動の速度に合わせます。

 しかし、直接のパス(通過させる方法)の場合、操作した人物の意志と彼の意志の間に必要な共鳴を生み出すのは、操作者が自身の目を通して放射する意志です。例えば、2つの和音として共鳴して調整された2つの対象のうち、1つは常に他のものより弱いので他のものよりも熟練し、弱い『共同反応』を破壊する可能性さえあります。これは真実ですから、私達はこの事実を裏付けるために物理科学に(解説を)求めることができます。手元にある 『敏感に反応する炎』を持ってください。音色が熱分子の振動の比と共鳴して打たれたならば、炎は音(または打たれた音)に即座に反応し、舞い、音とともにリズムで鳴ることを科学が教えてくれます。

 しかし、オカルト科学によると、音が強くなると炎が消えてしまうこともあります(イシス・アンヴェールド、第一巻、606頁、607頁)。もう一つの証拠は。ワイングラスまたは非常に繊細で透明なガラスのタンブラーを用意してください。それを銀製のスプーンで優しく打つことによって、確定した音色を作り出します。その後、グラスの縁を湿った指で擦って同じ音色を再現し、成功した場合、ガラスはすぐに割れて粉砕されます。他のすべての音とは無関係に、その特定の振動がその粒子にそのような激動を引き起こし、合成物全体が崩れ落ちることになるので、ガラスはそれ自身の基本的な音色の強烈さに耐えることができません。

 

問:催眠術によって治療しても病気になるのは何が影響しているのですか?本当に彼らの病気が治ったのですか、あるいは症状が延期されたのですか、それとも別の形で現れているのか、病的カルマですか?もしそうなら、それらを治療しようとするのは正しいのでしょうか?

答:催眠療法は永遠に治療することを提案するのかもしれませんし、そうでないかもしれません。すべては、操作者と患者との磁気的な関係の程度に依ります。 もしカルマ的な場合は、それらは延期されるだけで、病気ではない別の種類の懲罰的な悪として、他のかたちで返されます。私達はできる限りどんな時でも苦しみを和らげ、努力し、常に『正しく』あることに最善を尽くすべきです。人間は不快な湿った小部屋にいると寒いと感じます、罪人が正当に懲罰を受ける場合、刑務所の医者がそれを治療しようとすべきでないのは何故なのでしょうか?

 

問:操作者の催眠的な『暗示』を話す必要がありますか?彼は『暗示』を考えるのに十分ではないのでしょうか、彼が彼の主題に印象づけている傾向を「彼」が知らないか、気づかないようにすることさえ出来ないのでしょうか?

答:もし両者の間の親密さが一度にしっかり確立されていれば、確かにそうではありません。思考は、彼の操作者の意志に患者の意思を実際に従属させた場合、話すことよりも強力です。しかし、一方で、『暗示』の主題が善のみではなく、利己的な動機から完全に免れない場合、思考による暗示は、発言の暗示よりも悪い結果をはらんだ黒魔術の行為になります。自分や社会の利益がない限り、自分の自由意志を人から奪うのは常に間違っていますし違法です。前者(『暗示』の主題が善のみ)であっても大きな差別をもって行わなければなりません。オカルティズムは、すべての無差別の試みを、意識的であろうとなかろうと、黒魔術と妖術とみなします。

 

問:操作者の性格と動機は、瞬時に或いは遠隔地への結果に影響しますか?

答:これまでのところ、催眠術の過程は操作者の施術によって白魔術か黒魔術のいずれかになります、それは最後の答えで示します。

 

問:病による患者だけでなく、飲酒や虚言癖のような習慣を起因とする患者に催眠術をかけることは賢明ですか?

答:それは慈善と優しさの行為であり、智慧の隣にあります。なぜなら、彼の悪質な習慣を退かせることは、彼の良いカルマには何も加えないでしょう(彼自身の自由意志を改革し、大きな精神的、肉体的闘争を必要とします)、それでも、成功した『暗示』は、彼にとって、いっそう悪いカルマを生成して、常に彼の犯罪の過去の記録に追加することを妨げます。

 

問:信念(をもつ)治療者が成功するとき、彼自身が実行することは何ですか?その奇術は彼の諸規範と彼のカルマとが活動しているのですか?

答:想像力は、私達の生活のすべての出来事において強力な助けとなります。

想像力は信念に作用し、どちらも人生の道は障害物や荒れた岩で邪魔されています、多かれ少なかれ深く刻む意志のスケッチを用意している製図者たちです。

パラケルススは次のように述べています、『信念は想像力を確かめなければなりません、なぜならば、信念は意志を確立します...決意はすべての魔術的施術の始まりです....人間は完全に結果を想像して信じていません、それは不確実ですが、完全に確実かもしれません』これはすべて秘密です。私達の病気の半分や、3分の2は私達の想像力と恐怖の成果です。

 後からのものを破壊し、前のものに別の傾向を与え、状態は休止するでしょう。方法自体に罪深い有害なものはありません、彼の「力」への自信が際立って傲慢すぎるときに、信念の治療者からは警戒されます、彼が考えたときには必要とする病気を望むことができます、それらは向きを変え災いになりますが、専門の外科医と内科医師の助けを即時に借りれば、それらが致命的なことになりません。

 

 

ー脚注—

  1. オカルティズムで用いられる単語の原子は科学によって与えられたものとは異なる特別な意味を持っています。

 

〜おわり〜

【オカルティズムに関する研究】より 催眠術ー1

  <ブラヴァツキー・ロッジ、機関誌『ルシファー』1887-1891より抜粋>

                        H.P.ブラヴァツキー 著

                           aquamarith (ハテナ名) 訳

 

催眠術、その他の魔力の方法との関係(1)

 私達へ『H.C.』と、他の仲間達から、いくつかの質問がありました。質問には指定された形式通りに答えますが、オカルティズムの立場に限定して答えるべきでしょう、秘教の教えと対立する可能性があるような、現代科学(『物質主義』の別名)の仮説を考慮してはいません。

 

問:催眠術とは何でしょうか:動物磁気(またはメスメリズム)とは、どのように違うのですか?

答:古くから余り知られていない『魔力にかかる』や『エンチャントメント(魔法にかかる)』などと呼ばれる、『迷信』の新しい学名が、催眠術です。それは古くから伝わってきた迷信が現代になって真実に変わりました。事実はそこにありますが、科学的な説明はまだ不足しています。いくつかの例によって、催眠作用は神経の周囲に人工的に作られた刺激の結果であると信じられていて、この刺激が反応することによって脳物質の細胞に入り、その疲労によって睡眠の別の状態(催眠、または睡眠)である状態を引き起こします、主に想像力などで作られた単に自己誘発性の昏睡状態であるということが他の例によって知られています。

 催眠術は、金属または水晶の幾つかの明るい場所に視点をあわせるような、純粋に機械的な方法であるブレイド(Braid)法によって催眠状態が生じます、これは動物磁気とは違います。『メスメリック』が患者を通り過ぎることが理由となり催眠状態が達成されたとき、『動物磁気』(またはメスメリズム)になります。一番目のブレイドの方法が行われるとき、電気-超自然的または電気的-物理的電流は作用しませんが、被験者が凝視した金属または水晶の単なる機械的、分子的振動は作用します。目は私達の身体の表面にありながら、最も隠された器官であり、金属や水晶と脳との間の媒体として働き、後に神経中心の分子振動を共鳴させ(すなわち、それらのそれぞれの振動の数における等価性)、保持された明るい物体の振動と比較します。そして、催眠状態を作り出すのはこの共鳴です。しかし、二番目のケースでは、催眠術の正しい名前は確かに『動物磁気』であるか、あるいは多くは嘲笑的な用語『メスメリズム』とされています。

 予備的な方法による催眠状態で、患者の神経系に作用するのは、操作者自身の意識であってもなくても人間の意志です。そして、空間のエーテル(したがって、全く別の階層で)の中で、『意志(Will)』と呼ばれるエネルギーによって生み出された振動--分子ではなく、原子だけ--、で超催眠状態(すなわち、『暗示』など)が引き起こされます。私達が『意志-振動』および、それらオーラ(アウラ)と呼ぶものについては、単に機械的な分子運動によって生み出される振動とはまったく別で、二つは宇宙階層-地球階層の二つの別々の段階の動きに作用します。 ここではもちろん、オカルト科学における意志という意味であることを明確に理解することが必要です。

 

 問:催眠術と動物磁気は共に、操作者から発せられた何かが彼の患者のなかを通過します、その何かは患者へ影響を与えます。催眠術と動物磁気が伝えるもの『何か』とは何でしょうか?

 答:その『何か』を表す名称がヨーロッパの言語にはありません、その名称を単純に意に反して記述すると、その意味はすべて失われます。『魔法にかかる』『魅惑』『魔力』『呪文』、そして、特別な動詞『呪文にかかる』といった古くてタブーであった言葉は、このような伝達の過程で起こった実際の作用を、見事に思い起こさせる表現ですので、現代の『心理学的説明』用語や『生物学的説明』用語で表すことは無意味です。

 オカルティズムでは、『オーラ的な光』と区別するために、伝達する力を『オーラ的な流体』と呼びます、『流体』は、より高い階層上の複数原子の相関であり、感知できず目に見えません、塑造物質の形へ、潜在的意志によって生成され導かれた、この下部のものへの降下です。ライヒェンバッハ(Reichenbach)が『オド(Od)』と呼ぶ自然界の生き生きとした無生物を包囲する光である『オーラ的な光』は、一方では物体からのアストラル反射であり、その特定の色と複数の色の組み合わせと種類、グナ*の状態、あるいは、それぞれの特殊な対象と実体の性質と特徴を意味します、人間のオーラがすべての中で最も強いです。

<訳者注 グナ*・・宇宙の根本原理プラクリティを構成する三つの要素。>

 

 問: 『吸血鬼状態(ヴァンピリズム)』の根拠は何ですか?

 答:この言葉が、ある人から別の人へのある種の隠された浸透によって、ある人の活力の一部、すなわち生命のエッセンスを非自発的に伝達することを意味するならば、後者(別の人)はそのような吸血鬼化する(ヴァンピライジング)能力を与えられます、私達はちょうど今話している半ば実質的な 『オーラ的な流体』の性質とエッセンスを深く研究するときだけ、行為は理解できるようになります。この(オーラ的な流体)性質で他のすべてのオカルトの表現形式[フォース(力)?]と同様に、内側への浸透圧と外側への浸透圧(end- and exosmosic) 過程は、無意識、或いは意志によって、有益にも有害なものにすることができます。

 健全な操作者が患者をメスメライズで、強い願望を取り除き治療することに意欲をみせると、操作者が感じる疲労は与えた救済に比例します、すなわち内側への浸透の過程が起こり、治療家は自身の活気あるオーラで病人に利益をもたらします。一方、ヴァンピリズム(吸血鬼状態)は、盲目的で機械的なプロセスであり、一般的には知識なく作られる吸収体、またはヴァンピライズ(吸血鬼化)の集合体です、場合によっては、それは意識的または無意識の黒魔術かもしれません。訓練を受けたアデプトや妖術師の場合、そのプロセスは意識的に、そして意志(Will)の導きによって行われます。両方とも伝達物質は、磁気的で魔力的な能力であり、その結果は地上的および生理学的であり四次元階層上で引き起こされ生成されます – 複数原子の領域です。

 

 問:催眠術『黒魔術』はどのような状況下にありますか?

 答:いくつかの例をあげても、ちょうど論議された状況のもとで、主題を完全に補って答えるためには、いっそう多くの余裕が必要です。操作者を動かす動機が利己的であったり、生きている存在たちに有害であるならば何時でも、そういった行為はすべて黒魔術として私達は分類します。治療者がメスメライズで健全な活力のある液体を患者に与えれば、病気を治せます、しかしそれがあまりにも多いときは死に至らせることになります。

[このことは、振動実験でタンブラーを粉々にしているときの問7の答えで、その説明を受けます。]

 

 問:旋回鏡などの機械的手段によって生成される催眠と、操作者の直接凝視によって生成される催眠(魔力)との間には何らかの違いがありますか?

 答:この違いについては、問1への答えで述べているはずです。操作者の凝視は、催眠術者の単純な機械的なパス(通過)の手段よりも、より強力なので危険です、十中八九どのようであるかは知ることはできません、したがって意志で行うことはできません。秘教科学の学生たちは、オカルトの対応の法則によって、前者(機械的手段による)の行動が物質の最初(最低)の階層で行われ、後者(操作者の直接凝視)は十分に集中した意志が必要であるということを認識しなければなりません、操作者が不敬な初心者であれば4番目の階層で、操作者が何らかのオカルティストであれば5番目の階層で行われます。

 

 問:水晶の小片あるいは明るい記章の小片は、何故ある人を催眠状態に陥れたり、別の人には対処法のない影響を与えるのでしょうか?これに対する答えは、ある種の混乱を解決するのではとないかと考えます。

 答:科学は、この主題に対して様々な仮説を提示してきましたが、これまでのところ、どれひとつ明確なものとして確立していませんでした。これは、そういったすべての思惑が、隠れた諸力と機械的な理論を伴う物質-物理現象の悪循環で巡っているからです。 『オーラ的な流体』は科学者によって認識がなされないため彼らはそれを拒否します。彼らは金属-治療術の有効性について何年経っても信じないのです、しかし、これらの金属の影響は、その体液や電流が神経系に作用することによるものでしょうか?ただ単に、この体系と電気の活動の間に類似が存在することが判明したからでしょう。

 この理論は失敗しました、なぜなら、きわめて注意深い観察と実験にぶつかったからです。まず第一に、この金属-治療術に示された基本的な事実と相反していました。この特徴は、(a)あらゆる金属があらゆる神経疾患に作用するわけではなく、ある患者はある金属に敏感であり、他のすべての金属はその患者に何の影響ももたらしませんでした。 (b)特定の金属の影響を受けた患者は殆どいないだけでなく例外的でした。これは、病気を治し、病気に影響を与える『電気流体』は、理論家の想像力だけに存在することを示しました。実際に存在していれば、すべての金属がすべての患者に多かれ少なかれ影響するだろうし、金属は別々に用いられ、神経疾患のすべての症例に影響を与え、そのような流体を生成する条件は、まさに同じでしょう。

 このように、シャルコット博士は、かつて金属-治療術を見つけ出したバーク博士を擁護していました、シフ(Shiff)と他の人たちは、電気流体を信じているすべての人からの信用を失ってしまい、現在、当然ながら生理学においての分子運動にしばらくは支配されているようです。しかし、今や疑問が浮かび上がってきます。『実際の性質および動きと状態は、流体の性質および動きと状態よりも優れているのでしょうか?』それは疑わしいことです。いずれにしても、オカルティズムは、電気または磁性流体(二つは真に同一である)が、本質的には同じ分子運動に起因し、今や原子エネルギー(1)に変換されていると主張しており、自然界にある他のすべての現象もまた同様でしょう。実際、ガルバノまたは電圧計の針が電気または磁性流体の存在を示す振動を示さない場合、これは少なくとも記録するものがないことを証明してはいないのであって、単に別のより高い作用階層に移動しただけで、電位計は、もはや完全に切り離された階層上に表示されるエネルギーの影響を受けることができなくなります。

 催眠術、電気、金属-治療術、または『魔力』を問わず、ある人間や物体から他の人間や物体に伝達されるの対象は、エッセンスと同じであることを示すために、上記の説明をしなければならなかった程度でしかなく、それが作用している物質のサブ階層に従って修正されています、その中のサブ階層は、オカルティストであれば誰もが知っていること、すなわち私達の地球の階層は七つあり、それぞれ互いに接しているということです。

 

つづく~

【オカルティズムに関する研究】 目次

 

ブラヴァツキー・ロッジ、機関誌『ルシファー』1887-1891より抜粋>

 

 

 —目次—

 

   実践的オカルティズム

 

   オカルティズム対オカルト術

 

   公開することの恩恵

 

   催眠術

 

   科学の中の黒魔術

 

   時間のサイン

 

   サイキックと純粋知性(知力の)行動

 

   宇宙マインド

 

   智慧の二重の側面

 

   福音書の秘教的特徴

 

    1部 | 2部| 3部|

 

   アストラル体ドッペルゲンガー

 

   内なる人間の構成

 

 

 

ブログ管理人より〜

竜王文庫による{「実践的オカルティズム」 H.P.ブラヴァツキー著、訳者 田中美恵子、ジェフ・クラーク}には、上記目次のうち「実践的オカルティズム」、「アストラル体ドッペルゲンガー」、「オカルティズム対オカルト術」(タイトルは違います)の翻訳が含まれ、平成七年に出版されています。

【秘密教義】 第1巻 宇宙発生論 スタンザ7

  <<1888年に出版された H.P.ブラヴァツキー の著作>>

 

       シークレット・ドクトリン【秘密教義】 

 

         第1巻 第1部  スタンザ7

 

                          H.P.ブラヴァツキー 著

                                                          aquamarith (ハテナ名)    訳

 

 

    地上の人間の両親

  1. 見よ、知覚のある無形の生命の始まりを。 最初に神聖な媒体、母―霊(アートマ)からのひとつ、次に霊的なもの(アートマ・ブッディ、霊、魂)、一から三、一から四、そして五、それから三、五、そして七。これらは三重であり、下向きの四重であり、最初のの(アヴァローキテーシュヴァラ)の『マインド生まれ』の子たちであり、輝いている七者(建設者たち)*である。 彼らこそ、汝であり、我であり、彼である。おお弟子よ。汝を見守り、汝の母なる地球を見守る者は彼らなのである。

 

  1. ひとすじの光線が小さな光線をふやす。生命は形体に先立ち、生命は形体(ストゥーラ・シャリーラ、外的な体)の最後の原子より生き延びる。無数の光線を通して、生命-光線、すなわち、ひとすじの光線は多数の宝石を貫く糸のように進む。

 

  1. 一なるものが二になるとき、三重が現れる、三は一(に結びついている)である、それは我々の糸であり、おお弟子よ、サプタバルナと呼ばれる人間-樹のハートである。

 

  1. それは決して死ぬ事のない根であり、四つの灯芯であり「三つの舌をもつ炎」*である。芯は火花であり、七によって射出された「三つの舌をもつ炎」から自分たちの炎を引き出す。ひとつの月の光線たちと火花たちは地球のすべての河の流れ行く波に反射した。

 

  1. 火花は、フォーハットの最も繊細な糸で炎からぶらさがる。 それはマーヤー(幻影)の七つの界を旅する。 それは最初の界で止まる、それは金属と石の界である、つぎに二番目の界に映ると、見えたのは — 植物である、植物は七つの変化を経て神聖な動物になる。 これらの属性の組み合わせから、マヌ(人間)、思考する者がつくられる。 誰が彼をつくるのか? 七つの生命と一つの生命。 誰が、彼を完成させるのか? 五重のラー。 そして、誰が最後の体を完成させるのか?魚、シン、そしてソーマー・・・

 

  1. 沈黙の監視者と彼のの間の、最初に生まれた糸は、変化ごとに更に強力になり輝かしくなる。 朝の太陽光は昼の栄光に変わった・・・

 

  1. これは、汝の現在の輪(車輪)だと、火花に言った。汝は我自身であり、我の似姿であり、我が影である。 我は汝を身にまとい、汝は『我々と供にあれ』という日まで、我がヴァーハナ(媒体)であり、その日、汝は我自身とほかのもの、汝自身と我に再びなるだろう。その時、建築者たちは、彼らの最初の衣をまとい、輝かしい地球降下し、彼ら自身である人類を支配する。

 

【このように、ほとんど理解し難い混乱した、古い物語のこの部が終わる。見たところ無意味なこれらを理解するという、この試みは暗闇に今や光を投ずることになるだろう。】

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  (訳者による・注)

 

*七者(建設者たち)・・・すなわち、今、大熊座(北斗七星)と関係づけられる七人の創造的リシのこと。

 

**( 1・一部抄訳) ・・・同じヒエラルキアと同じ数が、日本神道と日本仏教の両方が教えている体系のはじめの部分にある。この体系では人類発生論が宇宙発生論の前にきて、物質へと降下する途中で、神聖なものが人間と結合して目に見える宇宙を創造する。・・

この、最も遠く離れた国々にさえも、全く同じ太古の教えが非常に似た形で残っている事を示している。【すべてはまだカオス(混沌)であったとき、三つの霊的な存在が未来の創造の場に現れた。つまり、(1)天之御中主神すなわち『中央の天の神なる君主』、(2)高御産巣日神すなわち『天と地の至高の神聖な子孫』と(3)単に『神々の子孫』である。】・・・

 

**( 2・一部抄訳)・・・動物人間の男性の胚種が動物人間の女性の土壌に投げ込まれても、それだけでは胚種は発芽しない。胚種は六重の「天上の人間」の五徳によって肥やされる必要がある。

 

**( 3・一部抄訳)・・・この節の締めくくりの文章で、人間の構造が七重であるという教義が、どんなに古くから信じられ、教えられていたかが解る。存在の糸は人間を動かし、輪廻転生のたびに現れる仮の姿を結ぶ。さらに、この糸は彼の守護霊ともいうべき七大天使へとつながっている。この糸は、三重のもの〈モナド〉、四重のもの〈ジーヴァ〉、五重のもの〈マナス〉から紡ぎだされる。三重のものは、四重のものに包まれ、四重のものは五重のものに包まれている。

 

*「三つの舌をもつ炎」・・・決して消えない「三つの舌をもつ炎」は不死の霊的三つ組すなわちアートマ・ブッディ・マナスである。

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

   英文

  1. Behold the beginning of sentient formless life.

First the Divine, the one from the Mother-Spirit; then the Spiritual; the three from the one, the four from the one, and the five from which the three, the five, and the seven. These are the three-fold, the four-fold downward; the “mind-born” sons of the first Lord; the shining seven. 

It is they who are thou, me, him, oh Lanoo. They, who watch over thee, and thy mother earth.

 

  1. The one ray multiplies the smaller rays. Life precedes form, and life survives the last atom of form. Through the countless rays proceeds the life-ray, the one, like a thread through many jewels.

 

  1. When the one becomes two, the threefold appears, and the three are one; and it is our thread, oh Lanoo, the heart of the man-plant called Saptasarma.

 

  1. It is the root that never dies; the three-tongued flame of the four wicks. The wicks are the sparks, that draw from the three-tongued flame shot out by the seven — their flame — the beams and sparks of one moon reflected in the running waves of all the rivers of earth.

 

  1. The spark hangs from the flame by the finest thread of Fohat. It journeys through the Seven Worlds of Maya. It stops in the first, and is a metal and a stone; it passes into the second and behold — a plant; the plant whirls through seven changes and becomes a sacred animal. From the combined attributes of these, Manu, the thinker is formed. Who forms him? The seven lives, and the one life. Who completes him? The five-fold Lha. And who perfects the last body? Fish, sin, and soma. . . . .

 

  1. From the first-born the thread between the Silent Watcher and his Shadow becomes more strong and radiant with every change. The morning sun-light has changed into noon-day glory. . . . .

 

  1. This is thy present wheel, said the Flame to the Spark. Thou art myself, my image, and my shadow. I have clothed myself in thee, and thou art my Vahan to the day, “Be with us,” when thou shalt re-become myself and others, thyself and me. Then the builders, having donned their first clothing, descend on radiant earth and reign over men — who are themselves. . . .

 

【Thus ends this portion of the archaic narrative, dark, confused, almost incomprehensible. An attempt will now be made to throw light into this darkness, to make sense out of this apparent non-sense.】

 

――――――――――― 第1巻 第1部 超抄訳・完―—————————————

  • このシークレット・ドクトリンのスタンザの試訳は、2012年04月17日に書いたmixi日記を編集・修正してこちらにまとめたものです。
  •  原書として、Theosophical University Press版 【 The Secret Doctrine】 を参照しました。

 

 

 

【秘密教義】 第1巻 宇宙発生論 スタンザ6

  <<1888年に出版された H.P.ブラヴァツキー の著作>>

 

       シークレット・ドクトリン【秘密教義】 

 

         第1巻 第1部  スタンザ6

 

                       H.P.ブラヴァツキー 著

                                                       aquamarith (ハテナ名)    訳

 

 

  我々の世界、その成長と発展

 

  1. 慈悲と知識の母、観音、すなわち観音天に住む観世音の『三重』の在力により、フォーハット(宇宙電気)、彼らの子孫の息、子たちの子は、下方の深淵(混沌)からシエン・チャン(私たちの宇宙)の幻影的形体と七元素とを呼びおこした。**

 

  1. ばしこく輝かしいフォーハット七つのラヤ中心*をつくる、 『我々と供にあれ』という偉大な日までは、それらの中心に逆らうものはない、フォーハット元素の胚種シエン・チャンを包んで、七つのラヤ中心という永遠の土台の上に据える。

 

  1. 七つの中で最初の一が現れ、六つは隠された、二つが現れ、五つは隠された。三つが現れ、四つは隠された。四つが生じ、三つは隠された。四つと一つの半分が現れ、二つと半分が隠された。現されるべきものは六つで一つは別にされた。最後に七つの小さな車輪が回転し、一つは別のものを生む。

 

  1. 彼は古い車輪 (諸世界) に似せてそれらをつくり、それらを不滅の(ラヤ)中心に据える。フォーハットはどのようにしてそれらをつくるのか?彼は火の塵を集め、火の球をつくり、その中を通り抜け回転させる、そこへ生命を注いで、動きのなかに一つの方法や他の方法でそれをすえる。それらは冷たいので、彼らはそれらを熱くする。それらは乾いており、彼はそれらを湿らせる。それらは輝き、彼はそれを扇ぎ冷やす。このようにフォーハットは黄昏から次の黄昏まで、七つの永遠の間動く。

 

  1. 四番目(のラウンド)に、子たちは自分達たちの像を創造するように命じられる。三分の一は拒絶し、三分の二は従う。

呪いが発せられる。彼らは四番目*に生まれ、苦しんで、苦しみを引き起こすだろう。これが最初の戦いである。

 

  1. 古い車輪は下へ上へと回転した. . .母の産んだものは宇宙全体を満たした。創造者たち破壊者たちの間で戦闘が行われた。そして空間をめぐって戦闘が行われ、種子が次々と現れた。

 

  1. 弟子よ、もし汝らが小さな車輪の正しい年齢を知ろうと思うならば、数えてみるがよい。その四番目の輻(スポーク)は我らの母(地球)である。ニルヴァーナ(涅槃)へ至る知識の第四の道の第四の『果実』に至れ。そうすれば汝は見て理解するだろう. . . .

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(訳者による・注)

**スタンザ六の第一節は他のスタンザよりもずっと後のものである。だがそれでも極めて古い。この節の原文には、東洋学者には全く知られていない名前がはいっているので、学徒には全く分らないだろう。

**秘教の教えでは、『慈悲と知識の母』は、寓意的で形而上学的な神統系譜において、母すなわち理想的な物質、ムーラプラクリティであり、自然の根である。形而上学的な観点からいうなら、彼女は顕現して(宇宙意識)つまり観世音の中に顕現した(原初の智慧)の相補的構造の一方である。純粋に秘教的かつ宇宙的にいうなら、彼女は『子の子』フォーハット、すなわち、この『ロゴスの光』から生まれた両性具有のエネルギーである、そのエネルギーは客観的宇宙の中で、現れ同時に隠れた電気として顕現する、そしてこの電気は生命である。

 

*ラヤ中心・・・七つのラヤ中心は七つのゼロポイントであるというのは、化学者たちと同じ意味でゼロという単語を使用しており、秘教的には、分化の段階が始まるポイントを示している。ラヤ (Laya) はサンスクリット語で消失・分解を意味するリー(Li)からつくられた単語。上位の存在階層にあるものは、ラヤ中心を通って下位の存在階層にあらわれる。逆方向の動きをするラヤ中心もある。諸世界(七つの地球)はラヤ中心の周囲に鞘状につくりだされていく。

 

*四番目・・第四根本人種(アトランティス人)に転生してという意味。

 

—————————————————————————————————

英文

 

  1. By the power of the Mother of Mercy and Knowledge — Kwan-Yin — the “triple”* of Kwan-shai-Yin,、residing in Kwan-yin-Tien, Fohat, the Breath of their Progeny, the Son of the Sons, having called forth, from the lower abyss, the illusive form of Sien-Tchang and the Seven Elements:*

 

 

  1. The Swift and Radiant One produces the Seven Laya Centres, against which none will prevail to the great day “Be-with-Us,” and seats the Universe on these Eternal Foundations surrounding Tsien-Tchan with the Elementary Germs.

 

 

  1. Of the Seven — first one manifested, six concealed, two manifested, five concealed; three manifested, four concealed; four produced, three hidden; four and one tsan revealed, two and one half concealed; six to be manifested, one laid aside. Lastly, seven small wheels revolving; one giving birth to the other.

 

  1. He builds them in the likeness of older wheels, placing them on the Imperishable Centres. How does Fohat build them? he collects the fiery dust. He makes balls of fire, runs through them, and round them, infusing life thereinto, then sets them into motion; some one way, some the other way. They are cold, he makes them hot. They are dry, he makes them moist. They shine, he fans and cools them. Thus acts Fohat from one twilight to the other, during Seven Eternities.

 

  1. At the fourth, the sons are told to create their images. One third refuses — two obey.

The curse is pronounced; they will be born on the fourth, suffer and cause suffering; this is the first war.

 

  1. The older wheels rotated downwards and upwards. . . . The mother’s spawn filled the whole. There were battles fought between the Creators and the Destroyers, and battles fought for space; the seed appearing and re-appearing continuously.

 

  1. Make thy calculations, Lanoo, if thou wouldest learn the correct age of thy small wheel. Its fourth spoke is our mother. Reach the fourth “fruit” of the fourth path of knowledge that leads to Nirvana, and thou shalt comprehend, for thou shalt see . . . . .

 

—————————————————————————————————————

  • このシークレット・ドクトリンのスタンザの試訳は、2012年04月03日に書いたmixi日記を編集・修正してこちらにまとめたものです。
  •  原書として、Theosophical University Press版 【 The Secret Doctrine】 を参照しました。

 

 

 

【秘密教義】 第1巻 宇宙発生論  スタンザ5

   <<1888年に出版された H.P.ブラヴァツキー の著作>>

       シークレット・ドクトリン【秘密教義】 

  

         第1巻 第1部  スタンザ5

 

                       H.P.ブラヴァツキー 著

                                                       aquamarith (ハテナ名)    訳

 

    フォーハット、七つの階層の子たち

 

  1. 原初の七者智慧のドラゴン最初の七つの息が、彼らの神聖な回転する息から順に火の竜巻を起こす。**

 

  1. 彼らは、彼(竜巻)を自分たちの意志の使者にする。ジャーウ (Dzyu) *はフォーハット(宇宙電気)となる。リピカ(記録者)の親である神聖な子たちのすばしこい子、フォーハットは円を描いて使いに走り回る。フォーハットは馬であり、思考は騎手である。フォーハットは稲光のように、火の雲(宇宙的霧)を貫いて進む。三歩*、五歩、七歩と、上方の七つの領域をまたぎ、下方の七つをまたぐ。彼は声をあげ、無数の火花(原子)を呼び、それらを互いに結びつける。

 

  1. 彼(フォーハット)は、彼ら(火花たち)の指導霊であり導き手である。フォーハットは仕事を始める時、低級界の火花(鉱物原子)を分離する、その火花は自分達の輝かしい住居(ガス状の雲)の中を漂い、喜びでふるえる。そしてフォーハットはそれらで車輪の胚種をつくる。彼はそれら輪の胚珠を空間の六方に置き、一つを中央に置く—中心の輪である。

 

  1. フォーハットは、六番目を七番目すなわち王冠に結びつけるために螺旋状の線を描く。光の子たちの大群がそれそれぞれのかどに立ち、中央の車輪にはリピカが立つ。これでよい、と彼らは言う、最初の神聖な世界の用意は整い、最初のものは、もはや第二のものとなる。次に『神聖なアルーパ(無色界)』はチャーヤー・ローカ(最初の形体のおぼろな世界すなわち知的世界)すなわちアヌパパーダカの最初の衣*に自らを映し出す。

 

  1. フォーハットは五歩を大股で歩き、四名の神聖な者たちとその大群のために、翼のついた車輪を正方形のそれぞれのかどに置く。

 

  1. リピカは、三角形と最初の一(垂直線)と、立方体、第二の一と、五芒星を卵の中に内接させる。それは、下がったり上がったりする者たちにとっては『通過するな』といわれる輪である。カルパの間『我々と供にあれ』という偉大な日に向って進んでいる者たちにとっても、このように、ルーパアルーパは形作られ、一つの光から七つを、七つのひとつひとつから七つの七倍の光がつくられた。車輪たちが輪を見守る。. . . . .

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  (訳者による・注)

 ** このスタンザの第一節はおそらく説明が一番難しいであろう。東洋の象徴的な寓話とその意図的に曖昧にした表現に精通している人にしか、この表現を理解することはできない。

 

 *ジャーウ ( Dzyu)・・・唯一、真の魔術的な知識であり、隠された智慧である。これが永遠の真理と、根本的な原因を扱って正しい方向に応用されると、ほぼ全能となるのである。その正反対のものは、ジャーウ・ミすなわち顕教的近代科学のような、幻や虚偽の見せ掛けだけをとりあつかうものである。ここではジャーウはディヤーニ・ブッダたちの集団的智慧の表現である。

 *歩・・・歩(複数)はコスモスと人間の七本質のことを指している。

 *アヌパパーダカの最初の衣・・・ブッディ体のこと。

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  英文

 

  1. The Primordial Seven, the First Seven Breaths of the Dragon of Wisdom, produce in their turn from their Holy Circumgyrating Breaths the Fiery Whirlwind.

 

  1. They make of him the messenger of their will. The Dzyu becomes Fohat, the swift son of the Divine sons whose sons are the Lipika, runs circular errands. Fohat is the steed and the thought is the rider. He passes like lightning through the fiery clouds; takes three, and five, and seven strides through the seven regions above, and the seven below. He lifts his voice, and calls the innumerable sparks, and joins them.

 

  1. He is their guiding spirit and leader. When he commences work, he separates the sparks of the Lower Kingdom that float and thrill with joy in their radiant dwellings, and forms therewith the germs of wheels. He places them in the six directions of space, and one in the middle — the central wheel.

 

  1. Fohat traces spiral lines to unite the sixth to the seventh — the crown; an army of the Sons of Light stands at each angle, and the Lipika in the middle wheel. They say: This is good, the first Divine world is ready, the first is now the second. Then the “Divine Arupa” reflects itself in Chhaya Loka, the first garment of the Anupadaka.

 

  1. Fohat takes five strides and builds a winged wheel at each corner of the square, for the four holy ones and their armies.

 

  1. The Lipika circumscribe the triangle, the first one, the cube, the second one, and the pentacle within the egg. It is the ring called “Pass Not” for those who descend and ascend. Also for those who during the Kalpa are progressing towards the great day “Be with us.” Thus were formed the Rupa and the Arupa: from one light seven lights; from each of the seven, seven times seven lights. The wheels watch the ring. . . . .

 

——————————————————————————————

  • このシークレット・ドクトリンのスタンザの試訳は、2012年04月03日に書いたMIXI日記を編集・修正してこちらにまとめたものです。
  •  原書として、Theosophical University Press版 【 The Secret Doctrine】 を参照しました。

 

 

 

【秘密教義】 第1巻 宇宙発生論  スタンザ4

 <<1888年に出版された H.P.ブラヴァツキー の著作>>

 

       シークレット・ドクトリン【秘密教義】 

 

 

         第1巻 第1部  スタンザ4

 

                       H.P.ブラヴァツキー 著

                                                       aquamarith (ハテナ名)    訳

 

  七つの階層

 

  1. . . . 汝ら、大地の子よ、汝らの指導者である火の子たちに耳を傾けよ。そこには初めもなく終わりもないことを学べ。すべてが一なる数であって、数のないものから数は生じたのだ。

 

  1. 原初の七者から降りてきた我々、原初の炎から生まれた我々は、父たちから学んだことを学べ。. . .

 

  1. 光すなわち永遠の闇の光線の輝きから、再び目覚めたエネルギーが空間のなかに突然飛び出た、すなわち卵から一が、六と五が。そして三、一、四、一、五、合計で七の二倍。これらはエッセンスであり、炎であり、元素であり、建設者であり、数であり、アルーパ(無形、無色)であり、ルーパ(物質、色)であって、総計は神聖なる人間の力である。そして神聖な人間から、形体、火花、聖なる動物たち、神聖な四に含まれた神聖なる父たちの使者たちが流出した。

 

  1. これは声の大群であり、神聖な母の七者(声の大群)であった。七者の火花たちは、第一、第二、第三、第四、第五、第六そして第七の召使となり、付き従う。これらの『火花』は球、三角形、立方体、線と造形者たちといわれる。永遠のダーナ(縁起)、つまり、オエアオホオ**はこのようである。

 

  1. オエアオホオは『暗闇』、無際限なるもの、又は数なきもの、アーディ・二ダーナ・スヴァバットであり—

  1)アーディ・サナット、すなわち数、彼は一である。

  2) 主スヴァバヴァットの声、すなわち諸数、彼は一と九である。

  3) 『無形の正方形』

そして、○(無際限の円)の中に閉じ込められたこの三つは、神聖な四である。十はアルーパの宇宙である。次に『子たち』、すなわち七名の闘士がくる、一名すなわち八番目は、のけ者となる。彼の息は光の作り手である。

 

  1. つぎに第二の七者、それはリピカ**たちであり、三者でつくられた。見捨てられた子は一者である。『-太陽たち』は数え切れない。

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

(訳者による・注)

**オエアオホオ・・・ オイ・ハ・オウ(オエアオホオの置換)、

北方の東洋秘教家たちは、オイ・ハ・オウの文字通りに、その意味は円状に動く風すなわち旋風であると解釈する。しかし、この場合それは絶え間ない永遠の宇宙的運動、あるいはそれを動かす力であり、その名をあげることは決してないが、その力は神として認められており、永遠のカーラナ、常に動いている大原因である。

 

**リピカ・・・サンスクリット語で『書く』という意味の言葉(リピ)に由来し、文字通りには『記録者』を意味する。

 秘教的な説明をくわえれば、これらの聖なる存在たちは、カルマの法則と関係がある、なぜなら彼らは人間のあらゆる行為や思考、さらには現象宇宙の中の過去・現在・未来のあらゆる出来事の記録を、アストラル光の目に見えないタブレットいわゆる『永遠の偉大な画廊』に書き込む記録者だからである。この眼に見えない神聖なキャンバスは生命の書である。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 英文

 

  1. . . . Listen, ye Sons of the Earth, to your instructors — the Sons of the Fire. Learn, there is neither first nor last, for all is one: number issued from no number.

 

  1. Learn what we who descend from the Primordial Seven, we who are born from the Primordial Flame, have learnt from our fathers. . . .

 

  1. From the effulgency of light — the ray of the ever-darkness — sprung in space the re-awakened energies; the one from the egg, the six, and the five. Then the three, the one, the four, the one, the five — the twice seven the sum total. And these are the essences, the flames, the elements, the builders, the numbers, the arupa, the rupa, and the force of Divine Man — the sum total. and from the Divine Man emanated the forms, the sparks, the sacred animals, and the messengers of the sacred fathers within the holy four.

 

  1. This was the army of the voice — the divine mother of the seven. The sparks of the seven are subject to, and the servants of, the first, the second, the third, the fourth, the fifth, the sixth, and the seventh of the seven. These “sparks” are called spheres, triangles, cubes, lines, and modellers; for thus stands the Eternal Nidana — the Oeaohoo, which is:

 

  1. “Darkness” the boundless, or the no-number, Adi-Nidana Svabhavat: —
  2. The Adi-Sanat, the number, for he is one.
  3. The voice of the Lord Svabhavat, the numbers, for he is one and nine.

  iii. The “formless square.”

 

And these three enclosed within the are the sacred four; and the ten are the arupa universe. Then come the “sons,” the seven fighters, the one, the eighth left out, and his breath which is the light-maker.

 

  1. Then the second seven, who are the Lipika, produced by the three. The rejected son is one. The “Son-suns” are countless.

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  • このシークレット・ドクトリンのスタンザの試訳は、2012年04月01日に書いたmixi日記を編集・修正してこちらにまとめたものです。
  •  原書として、Theosophical University Press版 【 The Secret Doctrine】 を参照しました。